自分用メモ

単純なメモや言い訳、その他を書きます。
書きかけのところもあります。あくまでメモです。


Sepal がく片
corolla 花冠
corolla lobes 花冠裂片
corona 副花冠


ガガイモの花の各部名称に関してはよくわかっていない部分も多く、ブログ内の記述は正式名称でないことが多々あります。


 
ガガイモのカイガラムシ


たまに当ブログに出てくる「ワタムシ」というのは綿のような分泌物を纏ったカイガラムシの俗称(日本の多肉界において)で、トドノネオオワタムシのことではありません。多肉業界で「ワタムシ」という俗称で呼ばれている虫はカイガラムシの一種だと思いますが、正式な学名および和名が何なのか分かっていません。

 「ネジラミ(俗称)」はサボテンネコナカイガラムシです。

害虫のページを作成しました。



日本におけるガガイモ亜科植物のラベルミス


- 日本で黒竜角 Caralluma melanantha として流通しているものの多くは、Orbea  decaisneana(Angolluma decaisneana)、もしくはOrbea decaisneana ssp. hesperidum(Angolluma hesperidum)等のようです。

- 黒盃角とは、Huernia oculataの古い愛称らしいです。H. oculataは剣竜角や馴鹿角と呼ばれたこともありますが、詳しいことはわかりません。私は2009年くらいに剣竜角の名で入手しています。

- フェルニアの修羅道は日本国内でHuernia macrocarpaとされていることがありますが、微妙に違うような気がします。交配種の可能性もあるかも。H. macrocarpaは変種が多く、花のバリエーションも豊富なので何ともいえないです。

- 日本国内で、Huerniopsis atrosanguinea(Piaranthus atrosanguineus)として、Huerniaの赤花の種が流通しています。

- Ballyanthus prognathusの名で、交配種らしきものが販売されています。私も入手してみました。オルベアによく似ていて、Ballyanthusよりも大型でした。花はなかなか良い物と感じましたが、Ballyanthus prognathusを入手しようと考えている方は注意した方が良さそうです。→バリアンサスモドキ

- 大変珍しいCibirhizaという塊根性ガガイモがいます。国内で、フォッケアの何かををCibirhiza albersianaとして販売していることが多々あります。Cibirhizaは、滅多に手に入らないものですので、まず疑った方が良いと思います。余談ですが、2012年にドイツE社で僅かに販売されまして、注文の機会がありましたが、なぜか買いませんでした・・・。買っておけばよかったかな。その後、E社で小さな実生苗が販売されていたので購入し育てています。


 
 ガガイモの分類(2013年5月20日)2013年9月3日修正


現在主流の分類体系であるAPG植物分類体系(Ⅲ)では、ガガイモ科はキョウチクトウ科に統合されています。なので、APGⅢ準拠ならば、ガガイモ科(旧)はキョウチクトウ科と表記しなければいけません。旧ガガイモ科をガガイモ亜科として扱うのもやめるという記述をみかけましたし(この辺りは良く分かりません)。ガガイモ亜科でいいんじゃないかと思います(適当)。
このブログでは、ラベル(カテゴリ)を「ガガイモ」としています

※海外の論文では「Apocynaceae : Asclepiadoideae(キョウチクトウ科 ガガイモ亜科)」と記述されているのを見かけます。

※夏~秋に道端でよく咲いているMetaplexis japonicaの和名は「ガガイモ」なので、ちょっとややこしい部分もあります。「ラマ(←漢名)」とも言いますが。

※海外で使用される「Ascleps」という呼称は、日本の多肉サボテンの趣味家(栽培家)・業者が使用する、「ガガイモ」という呼称に相当すると思われます。

※「Stapeliads」に相当する日本語は、「多肉ガガイモ」でしょうか。



 
Senecio sp. Kleinia sp.(2013年6月12日)


海外で、Kleinia sp.やSenecio sp.という芋が売られていますが、日本に輸入しようとすると、税関で止められることがあります。これは、Senecio madagascariensis(ナルトサワギク)が特定外来生物に指定されているためです。「Senecio sp.あるいはKleinia sp.」の場合、種小名が明確でないため、通過を許可できないのだそうです。もちろん、件の芋セネキオsp.および芋クレイニアsp.は、Senecio madagascariensisではありません。


 
Ceropegiaの読み方


正しくは、「ケロペギア」です。しかし「セロペギア」が定着していますし、私もなんとなくセロペギアの方が呼びやすい。日本に限らず、海外の方もセロペギアと呼んでいるようです。