2016年12月29日木曜日

硬い葉

Haworthia sordida, Kirkwood

安定して調子が良い株。そのせいなのかいつも深緑色です。

2014年春に交換で入手。入手時にメインだった葉はもう外側の下葉になりました。


Haworthia sordida, Haaspoort

こちらは黒い。2.5号ではきつくなったので鉢増し。


Haworthia sordida
Steytlerville産 × Addo産

葉挿しによる繁殖。1枚の葉から2株生えました。もう株が独立しているので近々植え替え予定。

そういえばこれの親にあたる株も元々はこれくらいのサイズでした。

こちらが親にあたる株。実生苗。以前、根が無くなりしばらく拗れていたことがありました。




今年最後の記事になりそうです。今年もいろいろありました。特に印象的だったのは夏の気候です。西日本は猛暑だったようなのですが、関東地方はずっと梅雨が続いているようなすっきりしない天気の日が多かったです。休眠しそうでしない植物、夏なのに生育が悪い植物などがあり、ちょっと面食らいました。一方、熊童子は夏にあまり弱らなかったせいか晩秋に初めて花が見られました。ハオルチアも夏に弱る株は殆ど無かったです。

よいお年を

2016年12月27日火曜日

Haworthia venosa ssp. granulata (Entrance to Verlatenkloof, near Sutherland. Ex-Charles Craib)

Haworthia venosa ssp. granulata
Entrance to Verlatenkloof, near Sutherland
Ex-Charles Craib

名前・採集地データはラベルの通り記載しました。Charles Craib由来の株だそうです。室内南向き窓際に移動したら葉が膨らみ始め、表側がオリーブ色っぽく変化しました。大体いつもは緑色かこげ茶色でした。


こういった色の変化は、H. tessellataでも起きたことがありました。深緑、モスグリーン(と赤トゲ)、茶色…と様々に変化しました。でも毎年同じ色になるわけではなかったです。まあ環境次第なのでしょう。


葉の裏はこんな色。この部分もそのうち緑色に変化すると思います。

2016年12月25日日曜日

2016年12月 キナンクムほか

Operculicarya decaryi

13年春播種うちに来て約3年。うちでは室内に取り込んでおくと殆ど葉を落とさないです。

かといって夏のように枝や葉が増えず、ほぼ止まっていてくれるので管理が楽。

まだ小さいのですが、もう見た目が木です。今年はとてもよく育ちました。


Orbeanthus hardyi

南ア産。新しい茎は明るい黄緑肌と黄斑ですが、しっかり日を当てて育てているとだんだん赤茶色に変わっています。遮光を強くしてちょっと伸ばすくらいにするのも面白いかもしれません。


Cynanchum macrolobum
Isalo, Madagascar PV1831

キナンクムが開花中。以前から何度か載せていますが、少し寒さに当てたらこんな色になりました。


茎も花もこの色は初めてです。


Cynanchum sp.
S Salary, Madagascar PV2355

白っぽい肌が特徴のsp.も開花。

花はC. macrolobumと良く似ています。性質もC. macrolobumと同じで強健。挿し木も容易です。

2016年12月24日土曜日

2016年12月 気温が高め

南向き窓際16時くらい

今週の関東地方、12月にしては異様に気温が高かったです。晴れた日の日中は春や秋の気配を感じる程でした。窓際で栽培中のハオルチアや南米サボテンの一部はやはり調子がよくて、根も動いています。他にもリチドカウロンやカラルマなどのガガイモで蕾を付けるものも出ています。12月前半に降雪があったものの、今年はいまいち12月っぽくない雰囲気です。ただ、おそらく年末年始は例年のように寒くなりそうです。

Haworthia scabra
De Rust

度々アップしているDe Rust産スカブラなのですが…


以前植え替えの際に根の先に真っ白な子株らしきものを見たことがありました。ついにちゃんとした子株が地上に出現。親株から少し離れた場所から、根から出ています。まるでニグラのようですが、スカブラもこういう増え方するんでしょうか?葉がなかなか増えないところは実にスカブラです。

Haworthia nigra
(ニグラD 特丸葉超ダルマ)

産地データが無いものの、なかなか良いタイプのニグラだと思います。
親株も子株も背が高くなってきました。

子株はこんな風に親株からちょっと離れた場所に出てきます。二年前の写真


Haworthia zenigata

朝10時頃撮影。葉の数が増えてきました。


まだ2年くらいしか栽培してないのですが、同じく白い疣のあるマキシマ系とか冬の星座などより作りやすいと感じています。ソルディダとかスカブラと同じ栽培環境で大丈夫みたいです。草姿が大きく崩れたり葉の先が枯れたりすることもありません(いまのところ)。






2016年12月16日金曜日

Aloe castilloniae, Itampolo, Madagascar

Aloe castilloniae
Itampolo, Madagascar

実生苗。トゲが際立ってきました。葉の表と裏にもトゲが出るタイプ。

↑2015年11月の写真。今見返すとこんなに幼い雰囲気だったか?と驚きます。
とはいえ、確かこの頃にはもう基本的な特徴は出ていました(子株も出ていた)。
以下、現在の写真。




厳つくなりました。子株が出たあたりから急に成長が加速したような気がします。


今の時期は窓際で硬ハオ等と同じ場所に置いています。環境によっては灰色っぽくなるとか…。

2016年12月15日木曜日

2016年12月 硬葉ハオルチア

Haworthia scabra
1992年輸入(F氏)、カキコ

ほぼ室内栽培に移行しました。うちではこの時期、窓際でハオルチアがそれなりに育ちます。


成長遅いです。この肌の質感は少しサボテンの牡丹類に通じるものがある。


上から見ると葉が巻き始めているのがわかります。

Haworthia sordida, Bluecliff

以前南アの某ナーセリーから購入した株(実生苗)。少しずつ葉の数が増えてます。

Haworthia maxima, Lemoenpoort

南アから輸入した株(実生苗)。輸入時は茎が棒状に見えるくらい間延びした酷い状態でした。
2年くらい栽培したら葉が更新されてずいぶんまともになりましたね。
Lemoenpoort産の固体は赤黒く色付きやすいようです。


上の写真の反対側。最近はこっちが日向なので一段と染まっています。

2016年12月13日火曜日

Ariocarpus kotschoubeyanus

Ariocarpus kotschoubeyanus
白花姫牡丹

久々に開花しました。白花姫牡丹と呼ばれるタイプです。


うちでは今の時期に咲くものがほとんどないので貴重な存在。




今回は5年ぶりの開花だったためとても興奮しました。地震で落下してから動きが止まり、さらにその後害虫に付かれたりして調子を崩していました。昨年の夏から表皮の色が変わってきていたので、復活の兆しは感じておりました。本種、関東平野部ベランダ園芸の我が家では、初夏から12月くらいまでが成長期のように思います。でも成長が遅いので正直なところ変化がよくわからないんですよ。数年前の写真と見比べると、なるほどと思うのですが。花期は晩秋~初冬で、以前咲いていた頃も、室内へ取り込んだ後に窓際で開花するというパターンでした。ちなみに後ろに映っているのは亀甲牡丹ヒントニーです。

2016年11月17日木曜日

熊童子

Cotyledon tomentosa

10月中旬から熊童子が開花しています。葉挿しから育て、初の開花です。


蕾が出てから開花するまで2週間くらいかかっているようです。


気温のせいか日照のせいかわかりませんが最近咲いている花は色が濃いです。


海外ではこの植物をBear's Pawと呼ぶんだとか。熊を絡めるのは世界共通の模様。


今年の夏は涼しかったので(東日本)、夏が苦手な熊童子にとっては良い環境だったとおもいます。そのせいで花が咲いたのか?…はわかりません。なんにせよ、初の開花に立ち会えてよかったです。もう6~7年栽培しているものなので、思い入れもあります。

うちでの栽培メモ(関東平野部、南向きベランダ)
4月~5月初旬:戸外の日当たりの良い場所に置き、適宜灌水。
5月下旬~梅雨明けまで:年によって気温が違うので一概には言えないのですが、この時期は高温で葉が傷んだことがあります。真夏のような日もありますので。そして梅雨になると日照が不足する一方、急に晴れて蒸し暑くなる日もあったりします。灌水を控えめにして遮光下に置くのが無難だと思っています。水を切りすぎると逆に弱らせてしまうこともあるので難しい。
梅雨明け~10月下旬:戸外の屋根のある日陰に放置。うちの場合はベランダの棚の最上段に置きます(※最上段とは言え、ベランダには軒があるため日が当たらないです)。今のところこの時期は一切灌水しませんので、かなり葉が痩せます。夏でも灌水するという方もいらっしゃるようです。どうするのが良いのかはよくわかっていません。まあ少なくとも、葉がぽろぽろと落ちるような場合は置き場所がよくないと思います(葉の落下は何度も経験あり…)。

その後…
夏に形が崩れたり弱りがちなので、夏も日当たりの良い遮光下に置いてみています。 葉が落ちることも無く意外としっかりしているので、年中日に当て続けたほうが良いのかなと思い始めています。ただし、梅雨に天候不順が続く年は、梅雨明けにいきなり日に当てるのはまずい気がします。ビニールハウスなどで栽培できる方はまた違うのかなと…。
10月下旬~11月:戸外の日当たりの良い場所に置き、適宜灌水。
12月~2月:晴れた日の日中は戸外の日当たりの良い場所に置いています。気温が低いせいか成長が鈍くなります。夜は家の中に入れていますので凍ったことや寒さで弱らせたことはないです。
3月中旬~4月:戸外の日当たりの良い場所に置き、適宜灌水。

こんなところです。いずれにせよ、栽培環境によって管理が変わってくるので、あくまで一例ということで。涼しい・寒い時期は遮光はしていません。でも春はたまにとても暑くなる日があるので、そこは注意が必要かなと思います。

余談:熊童子、学名はCotyledon tomentosaらしいのですが、原種の葉はこんなに丸くないような気もするので、そもそも選抜されたものなのかな?と思ったり。

2016年8月12日金曜日

2016年8月上旬

王妃雷神錦

度々登場している半黄(クリーム色)の王妃雷神錦。大きくなってちょっと葉が厳つくなってきたように思います。丈夫ですが形よく作るのはけっこう難しいです。葉を上向きに揃えるためには長時間の日照が必要です。アガベはかなり好きな植物なのですが、うちの狭いベランダでは超小型種しか栽培できません。王妃雷神程度のサイズのアガベって他にもいるんですかね?

黒棘鳳頭

養生中に開花。大きくなってからどうも動きが鈍くなってきました。ギムノはこれに限らず拗れる事がしばしばあります。日焼けだけはしっかり回避しているんですけどね…。というか鉢増ししないとダメですねこれは。

津田紅蛇丸

津田紅蛇丸は今年も元気です。気付いたら5号でも窮屈になってきました…。

銀冠玉

プレステラ90から105へ鉢増し。今年も梅雨の間に開花し始めました。膨らまなくて心配になる頃に唐突に咲きます。その後たっぷり水をやるとパンパンに膨らみます。まあこの時期は夕立でベランダ全体が水浸しになることがあるので、勝手に膨らんでいることが多いですね。その後はなかなか萎まないんですよ。子株がちょっと大きくなって、少しだけ貫禄が増したように思います。

Copiapoa schulziana
PV2427 w Domeyko

2013年末に播種。直径1cmを超えました(遅いですよね…)。コピアポアらしさが出てきました。これはCopiapoa dura系になるんじゃないかと期待しています。

Copiapoa cinerea ssp. cinerea
JN 859

2014年の冬に蒔いたもの。Copiapoa cinereaは3度目の播種で、成長期がわかっていたせいかトラブル無く育っています。うちの場合ですが、秋~冬に蒔いて窓際でよく日に当てて栽培するとうまくいきます。夏までにそれなりに大きくしておくのがコツかなと思いました。梅雨の時期に蒔いたときは夏に全滅しています。


ところで、今年関東地方は冷夏じゃないでしょうか?梅雨が長く7月は気温低めでした、梅雨が明けてからも猛烈な暑さの日は少ないです。あと、夜が涼しいんですよ。若干ひんやりとした風が吹きます。