2015年8月10日月曜日

2015年8月上旬

Euphorbia Hybrid
E. venenifica x E. gymnocalycioides
Thailand

タイで作出されたユーフォルビア交配種に動きがありました。これまで、2mmくらいの芽が出たことは何度もありましたがすぐに萎んでいました。土を乾かさないようにし、若干遮光した場所で栽培したところ、芽が勢いよく生長するようになりました。輸入後1年以上ほとんど生長させてやる事が出来なかったので、もし自根の苗だったら枯らしていた可能性が高い…。台木は墨キリンだろうか。

硬い肌を割る様に芽が出てきます。


Gymnocalycium ragonesei

数年ぶり、久々の開花です。ギムノカリキウム最小種とも言われる本種、5~6年栽培していますが、2.5号鉢に収まっています。一昨年からサイズが変わらず、仔吹きするようになったので、もう大きくならないかも。

南西向き置き場、遮光率45%のネット下で栽培。直射日光は避けています。

小さな蕾がとてもかわいらしいです。このサボテンは株も花も渋くて大のお気に入り。


南向きフラワーボックス

南向きフラワーボックスの一部は、ほぼ直射日光下となります。L. picta(写真左下)やL cactiformisはかなりの暑さにも耐えますね。猛暑日が続くなか、どんどん調子が良くなって、次から次へと開花していますし、株も太くなってきました。一方、直径2.5cm程のLarryleachia marlothiiの小苗は、上記2種と同じ場所に置いておくと肌が白っぽくなって皺が出てしまいます(葉焼けの初期症状?)。よって、遮光下で半日日陰になる場所で栽培しています。まだ小さいからなのかもしれませんが、性質に違いがある可能性も。なお、白っぽくなって皺が出てきた際は、すぐに頭から水をかけて日陰に置いたら復活しました。


2015年8月7日金曜日

Raphionacme bingeri, Zambia

Raphionacme bingeri
Zambia

ザンビア産のラフィオナクメ。6月下旬から7月にかけて開花。本種、Ernst Specksから「最も美しいラフィオナクメ」と評されていました(2014年8月の更新にて)。まあこれは好みの問題ですが、確かにラフィオナクメとしては大輪。花冠裂片はピンクと紫の中間のような色。太陽光下のような明るい場所で見るとピンク色に近いです。

ガガイモとしては、あまりひねくれていない花だと思います。

塊茎は殆ど埋めています。写真撮影時は土を少し取りました。塊茎を露出させる場合は、高温で傷まないように台所用のネットを何枚か重ねて被せています。

これは直射日光下で撮影。触手のような部位は副花冠でしょうか?

今のところ害虫の被害なし。本属は、多肉愛好家に人気のガガイモとはちょっと違う系統で、Periplocoideae - Gymnanthereaeに分類されています。Ceropegieae以外のガガイモは害虫に強いものが多いため、あまり神経質にならずに付き合えます。ただ発芽して間もない苗にはカイガラムシが付くようです。



最近暑くて、写真を撮るのもブログを更新するのも億劫です。夜間気温が25℃を下回ってくれたら、かなり楽になるんですけどね。関東平野部は毎日のように熱帯夜です。今夏は夕立も少ない。そして、夏はこれだけ暑くなるというのに、冬は凄く寒いわけで…。来週からは少し涼しくなるかな…?

Raphionacme splendens subsp. bingeri (A.Chev.) Venter