2015年5月21日木曜日

キョウチクトウ科の春

3月末から4月にかけて悪天候が続いたので、モチベーションが低下しておりまして、ブログの更新をサボっていました。そのため、数週間前の写真があったりします。ほんと天気ひどかった…。

Pachypodium makayense

春先の室内管理時に動き始めてしまうと、日照不足で花柄が垂れ下がることがあります。そういう状況では、徒長しないよう灌水量を絞るのでさらに元気がなくなってしまいます。昨冬は、室内でも暖房の熱が届きにくい場所に置き、休眠期を長引かせようとしてみました。でも結局、2月頃には花芽が出ました…。気温云々よりも日照時間の変化の方が重要なのかもしれません。動き始めてからは窓際で一番よく日が当たる場所に置き、3月中旬からは晴れた日にできるだけ戸外で日光に当てました。結果的に花柄の垂れ下がりは回避できたので良し。花数も多くて満足です。


まだしばらく開花を続けそうです。


ガガイモいろいろ

このトレーのガガイモは、冬に窓際のブラインド遮光下で管理していました。暖房は殆ど常時稼動していたので、たまに灌水していました。根は枯れませんでしたが、現在調子が良いかというと、数株花芽がでている程度でほとんど動かない株もあり、それほど調子が良いわけでもないです。なお、下の方に写っているプセウドリトスはほぼ断水しました。


Brachystelma meyerianum
Stutterheim, RSA

昨冬はブラキステルマの大半を4か月ほど休眠させました。このB. meyerianumも長期休眠組でしたが、状態良好。干物のようになってしまったりもしますが、瑞々しい芽が出てきたら大体大丈夫ですね。少しずつ灌水していけば、イモが膨らむでしょう。問題は、本当に干からびてしまうケース。あと、採集ものらしき株は、小さな葉を少しだけ出して殆ど動かないことが多々ありまして、こうなると回復が難しいです。健康な株と同じように灌水すると腐りますし、放っておいても大体枯れますので、あまり期待しない方が精神衛生上良いと思います。


Brachystelma pygmaeum
Pilgrimsrest, RSA

数週間前の写真です。4月下旬から多数の蕾をつけました。昨年は地中部、地上部ともによく生長しましたが、蕾は一つも見ていません。この後、続々と開花しているので、近日中に記事にしたいと思います。


Brachystelma circinatum
Pretoria, RSA

こちらも長期休眠組。良好です。塊茎部の直径が8㎝くらいあるのでそれほど不安はありませんでした。5月上旬にまだ動いていなかったので、密閉した室内の窓際に置いていたらすぐに萌芽しました(そういう場所に置く場合、塊茎部を埋めないと焼けることがあるので注意です)。灌水して2日ほどでカチカチのイモに変貌。今年はCSM120ロング(紺色)に植えました。4号サイズですが、縁が無い分内径が大きいです。業務用色の強い鉢ではありますが、それはそれでまた良し。



タイトルはキョウチクトウ科としましたが、ほぼガガイモ亜科でした。