2015年3月25日水曜日

早咲きブラキステルマ

Brachystelma coddii
Ngome, RSA

今年も2月中旬頃からブラキステルマが開花しています。今年の開花1号はNgome産のBrachystelma coddiiです。過去に(現在も)B. pulchellumの名で流通している株に、これと同じものが混ざっているのではないかと思いました。というか、私の記憶の中のB. pulchellumはまさにこういう花。ただ、Hillcrest産のB. pulchellumとは微妙に違っています。南ア東部産ブラキステルマは、秋に寒さに当てず室内に取り込んでしまえば、冬の間も生長を続ける種が多いと思います。花も咲きやすいです。



鉢は2.5号。小型なので場所は取りませんが、似たような種がたくさんあるので集め出すと大変…




Brachystelma vahrmeijeri
(bicolor flower)

同じく2月からの開花組。B. vahrmeijeriも例年早くから開花します。この株はE社から梱包ミスで送られてきたものなので、厳密にはラベル落ちなのですが、まず間違いなくB. vahrmeijeriでしょう。産地は、現在のKwaZulu-Natal Provinceのどこかだと思います。E社販売のB. vahrmeijeriはMakhathini産なので、多分同じです。普通の株と違うところは、花の色が二色ということ。これはちょっと珍しいと思います。




本種は塊根が直径10cmくらいになるそうです。ブラキステルマの中では中型種でしょうか。現在3号鉢ですが、きつくなってきています。

2015年3月8日日曜日

2015年3月上旬 サボテン実生苗


一昨年から蒔き始めた南米産サボテン。私は、CopiapoaEriosyceGymnocalyciumの3属を中心に蒔いています。E. aurataC. cinereaは、明らかに冬期に調子が良くなります。播種も冬期が良いように思います(関東平野部、室内)。冬は温度調整が容易ですから、管理しやすいのです(簡単に気温を下げられる)。夜になっても気温が下がらない夏期は、調子を崩してしまいます。2013年の6月に蒔いたC. cinereaは、その年の夏に全滅。標高の高い地域に自生するG. spegazziniiも殆ど枯れました。一方、同年11~12月蒔きの苗は、夏までにある程度育ってくれたせいか現在も概ね生き残っています。まあ、2014年の夏は涼しかったので、比較的楽に越せたということもあるでしょう。以下、数種類抜粋して現在の写真を載せます。

Eriosyce aurata
CS41 Fray Jorge

Eriosyce aurata
PV1966 Pichazca

Copiapoa cinerea
PV2402 San Ramon Valley

Copiapoa cinerea
KK624 Breas

Gymnocalycium stellatum
STO-1581 Quilino

Gymnocalycium mihanovichii
'Filadelfiense' M19

Gymnocalycium spegazzinii
P43A Sa de Quilmes


さて、昨年Kakteen Piltzから購入した種子、まだ手をつけていないのですが、どうしようか…。