2014年12月24日水曜日

2014年12月 硬葉 二

Haworthia nigra
(ニグラD 特丸葉超ダルマ)

鉢はプレステラ90。この株はニグラの中でもかなり小型だと思います。久々に植替えましたが、根は底まで達しておらず、地中の上層~中層に集中していました。本種は、地表近くの根から子株を生やして増えるので、あまり深くまで根を張らないのかもしれない。あるいは、深くまで伸びた根が夏に枯れて土との区別が付かなくなっていたか、植替えをサボりすぎて土が固くなり根がもぐっていけなくなったのかもしれない…。


真横から。現在はやや葉が痩せている状態。調子が良いと、葉がふっくらと盛り上がるくらい膨らみます。


地中からこういった極小の子株が出てきます。これは直径5mmくらいです。植え替え作業中に、この子株と本体を繋ぐ根を切ってしまいました。単独で生長してくれるのか、経過を見守ります。


Haworthia sordida
MBB6947, De Plaat, Kaboega

2.5号鉢。現在私が栽培しているソルディダの中で最もずんぐりとした株です。しかしDe Plaatに自生する株の写真を見ると、短葉というわけでもなさそうです。輸入直後は「干物」状態で、回復まで時間がかかりました。


これが到着時の写真です。風で転がっていくレベルに干上がっていました。サイズは幅2.5cm程度。根を全てカットし(既に枯死しており腐敗の原因となるため)、赤玉土微粒に植え付け、乾燥気味に管理し、発根を確認してから徐々に灌水量を増やしました。実際かなり危険な状態だったようで、1株は発根せずに枯れました。


Haworthia scabra
ES3785 S. Avontuur

2号鉢。この個体、H. scabra var. johaniiあるいはH. johaniiとされている、葉が薄いタイプのようです。とにかく地味でして、一時期興味を失いかけましたが、最近はけっこう好きになってきました…。野生的というか原種臭い(?)ところが良いんですよ。ごつごつとした肉厚なスカブラより生長が早いと感じます。この株は実生苗です。


よく見るとちゃんとイボもありますがやはり地味ですね。まだ2号鉢に収まるサイズですが、昨年開花済みです。※夕方に撮影したので赤っぽい色の写真になっています。調整せずそのまま掲載しました。


Haworthia Hyb.
(Haworthia koelmaniorum × H. scabra)

2.5号鉢。今うちのハオルチアで一番元気な株。赤黒い姿の写真を何度も載せていますが、遮光するとこんな色になります。こいつは非常に強健です。動きが鈍っても、植え替えをするとすぐに復活します。さすがに真夏は調子悪いですが。長葉になるかもしれないと思っていましたが、この程度で落ち着いたようです。


2011年の写真を引っ張り出してきました(2.5cm程)。豆粒のように小さかったです。


再び現在の姿。正直、小苗からは親株の姿が想像できませんね。形はともかく、黒っぽい小苗が緑色に変化したら落胆する方もいると思います。しかし、色に関しては強光線下に何日か置いておくと、ちゃんと赤黒く変化します。赤くなるのはやはりコエルに由来するのでしょう。