2014年8月16日土曜日

Larryleachia cactiformis; Namibia, South Africa


Larryleachia cactiformis
Namibia, South Africa

昨年の夏にE社から購入した仏頭玉。購入後ずっと沈黙していまして、開花は今夏が初めてです。この株、一般的なLarryleachia cactiformis とは花が違います。黄色地に臙脂色の水玉模様で、Larryleachia pictaに近いのです。これら2種は元々同種とされていたようなので、混ざって出荷されていても不思議ではありません。尚、L. pictaの方が珍しく、あまり流通しません。開花しないと、同定は難しいでしょう。



花の直径は、裂片の先端がカールした状態で約1.2㎝。完全に開くと約1.5㎝でした。微かに甲殻類のような臭みのある香りがしました。E社では2種類のL. cactiformisを販売していまして、この株はNo. 16366の方です。ネット上でNo. 16366の開花写真を拝見しましたが、こういう水玉模様ではありませんでした。ですので、そもそもの発送ミスか個体差なのでしょう。
仮にL. pictaL. cactiformisと呼んでも、一応間違いではないので、ラベル通りの表記としています。


Larryleachiaは昨年から栽培をはじめましたが、形が崩れやすく、太く丸く作るのはけっこう難しいと思いました。いや、E社から購入したガガイモは、うちで育てると大抵細くなってしまうので、本種に限った話ではないかもしれません。