2013年11月19日火曜日

2013年11月 晩秋

Brachystelma circinatum
RSA, Pretoria

今年6月、心配になるくらい大量に開花したせいなのでしょうか、例年よりも早く葉が黄化して落葉を始めました。枝の先端部にはまだ少し緑が残っていて、グラデーションがきれいです。今年の冬は、害虫対策として、ブラキステルマを棚から離れた場所に置き例年より長く休眠させる予定。芋は年々大きくなっているので、来年も4号でいけるか微妙なところ。

Stapelia sp.
Angola, near Caraculo

黄色い花を咲かせるアンゴラの新種。以前2株輸入し、1つは趣味家さん宅へ。この株、今年は咲きませんでした。なんだか動きが悪いなあと思いつつも腐る気配も害虫の気配も無いのでそのままにしていました。先日、根のチェックも兼ね植え替え。日照強めで栽培していたので、日焼けによる不調を心配していましたが、問題はありませんでした。そして、以前の写真を確認してみたところ、十分大きくなっていることが判明。

Stapelianthus arenarius
Madagascar, N Tulear, Ifaty

マダガスカルの多肉ガガイモ。匍匐性で横に広がっていくので、狭いベランダ栽培にはあまり向かないかもしれません。でも、この色と質感が最高にかっこいいのです。そして、花も素敵。やはりマダガスカルの植物は面白い。ただ、多くのオルベアやスタぺリアと比較すると、栽培は難しいと感じます。特に梅雨の時期、悪天候が続くと腐りやすく、逆に夏に晴れが続くと日焼けしやすい。用土は排水性を重視したものを使用しています。

Haworthia nigra

産地等不明です。非常に小型なニグラ。販売時は超丸葉ダルマ小型・・・等という名前が付いていました。産地情報付きの個体で似てるのがありますけど、この個体の方が若干葉が短いように思います。夏も、大きな鉢の隙間で、たまに直射日光を浴びつつ生長を続けていました。性質は強健です。

Haworthia sordida
Steytlerville産 × Addo産

ソルディダ。今年の夏は失敗しました。例年何事も無く夏越しできていたのに、今夏一番危なかったハオです。根がほぼ消失し、葉2枚失いました。水の加減を間違いました。最近ようやく新しい根が出て一安心ですが、来年はもうちょっと慎重に管理します。

Ariocarpus fissuratus subsp. hintonii Ariocarpus bravoanus subsp. hintonii
Mexico

かなり久々の登場。旧ブログの2009年くらいの記事に出した切りだったはず。うちの植物で、最も生長が遅いものの一つです。栽培技術も大いに関係あると思いますけど、上のソルディダよりも生長が遅い印象。4年前の写真と比べてみたら、葉が4枚程増えていました。だいたい1年に1枚のペースで葉が増えているのでしょうか。毎回、植え替え時には地中の茎の太さに驚きますが、まだ2.5号に入れても余裕があるサイズ。

Gymnocalycium pflanzii ?

これは、雑貨屋で何気なく購入したサボテンです。天賜玉かなと思っています。購入当時は、直径1㎝程の極小苗でした。現在3㎝程まで成長。あまり丁寧に扱っていたわけではないのに、良く育ってくれたなあと。2号スリット鉢に他の実生サボテンと共に押し込めていたのを、単体で2.5号の黒プラ鉢に植え替え。これでもっと元気になるでしょう。

Haworthia meiringii
JDV87/121, W of Bonnievale

Haworthia meiringiiの特異個体。組織培養苗が流通していますね。この株もそうでしょう。硬葉と軟葉の中間のような肌の質感です。これも、夏に弱りました。でも秋になってすぐに調子を取り戻し、最近はうっすら緑色も見えてきました。写真では分かり難いのですけど、現在、疣が夜光塗料の様な色になっていてきれいです。小型で生長が遅いようなので、ずっと2.5号で栽培できるかな。


ここ数日、日中暖かく風も穏やかで良い天気でした。小春日和というやつですね。


2013年11月7日木曜日

黒花のブラキステルマ

黒花のBrachystelma sp.をいくつか栽培しています。うちには3タイプあります。

1. Brachystelma sp. Malawi Nr. 21322




これは直径5mm程の花を咲かせるsp.で、マラウイ原産です。通常、花弁がカールするので、広げると7mm位にはなるかもしれません。花弁の先端には僅かに房が確認できます。明るいところで見るとえんじ色に見えます。葉は短く丸く、円形に近いです。Nr. 21322という番号は、Exoticaの商品番号です(Nr.はドイツ語Nummerの略で、No.と同義)。同店で販売されていた、Brachystelma sp. nov. Malawi(Nr. 21615)との混同を避けるために記載しました。


2. Brachystelma sp. aff. lancasteri, Tanzania Ruvuma



こちらは何度も写真を載せている株です。花の直径は1㎝強で、房が多く、花弁の付け根と先端両方に多数生えています。写真2枚目の房は縮れていますが、これは強い光に当てた上に、開花直後の花ではないためです。開花直後の房がきれいな花は、過去の記事に載せています。柱冠を取り巻く葯の付属体は三角形に近い形です。葉は先端が尖った楕円形です。


3. Brachystelma sp.




これが長らくちょっと良く分からない個体でした。当初、Brachystelma sp. malawiとして購入しました(Exoticaから購入したものではありません)。確かに葉は丸く、一見マラウイ産sp.に見えますが、花の大きさが明らかに違います。花のサイズは1㎝強で、花弁がカールしません。おそらく、B. sp. aff. lancasteriとして販売されているものでしょう。いくつかタイプかあるようです。花弁の付け根が灰色で、黒いスポットが入る個体などもいるようです。

尚、上の方で少し言及した、Brachystelma sp. nov. Malawi(Nr. 21615)は、鳥籠状の花を咲かせる種で、上記の黒花種とは別物です。国内では、産地や購入時の商品番号を省いて販売されることが多いため、黒花のsp. Malawiと混同されていることがあります。


これがBrachystelma sp. nov., Malawi(Nr. 21615)です。まだ一度も咲いたことがありません。葉には毛がありませんので、そこで黒花種と区別できます。